山村辰雄 Vol.13
ところで、山村組長って“悪の権化”のように語られることが多い。正延哲士著『最後の博徒』は、山村に敵対し続けた波谷守之氏の視点から描かれているために、特にその傾向が強い。
確かに、小心で猜疑心の強いケチな陰謀家、という面はあるようだし、容姿も、写真を見るに威風堂々とはしておらず、おいらの祖父(岡組統合以前には呉の街中でよく山村を見かけていたらしい)に言わせると
「貧相な小男じゃった」
そうな。
ただ、山村組長を語るに、海生逸一 の存在を抜きにはできんだろう。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント