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2008年12月29日 (月)

犬神家の一族

昨日(12月28日)、TBS系で放送された映画「犬神家の一族」を観た。

犬神家の一族(2006年版) [DVD]

実は中学生のころからの横溝正史および金田一耕助ファンで、「犬神家の一族」をはじめ「本陣殺人事件」「獄門島」「悪魔が来たりて笛を吹く」「八つ墓村」「悪魔の手毬唄」「女王蜂」など、著作の大半は読破している。

深讎綿々たる因縁に端を発する殺人事件が多く(明朗快活・天真爛漫な殺人というのは聞いたことけど)、物語全体が暗~く重~い雰囲気に包まれているのだが、その暗さと重さが何とも味わい深いのである。

家族にそれを言うと「変わった趣味しとるね」と一蹴されたが、何と言われても、あの「真珠郎」の陰鬱さ、妖しさ、泥臭さが最高なのだ。

真珠郎―名探偵・由利麟太郎 (あすかコミックスDX)

それはともかく…「犬神家の一族」である。

「犬神製糸」が「犬神製薬」になって麻薬の製造に関わっていたり、犬神佐智の死体が屋根の上に乗っかっていたり(犬神佐清青沼静馬豊畑村旧犬神邸まで運ぶのが面倒だったのかね)、青沼菊乃がすでに他界していたりと、いろいろ原作との相違あり。

そもそも、あれだけの長編推理小説を2時間の枠の中で映像化するところに、根本的に無理があるわけで、そこを割り引けばまずまず良心的な力作なのかなと。

で、この話を映像化する際の最大の焦点が、絶世の美女という設定の「野々宮珠世」のキャスティング。

今回は 松嶋奈々子

うん、好きな女優だから合格点good

もちろん好みだけじゃなく、覆面男の正体を確かめるべく、大山神社の神官に入れ知恵したり、時計修理の依頼を装って覆面男の指紋を採ったりと、原作にも表現されている「美しいだけじゃなく、意外にしたたかな女」を、短い時間の中で好演していたように思う。

ストーリーの根本には直接の影響はないけど、やはり青沼菊乃には生きていてほしかった。

静馬が殺されたあとだったかな、「これ以上、沈黙を守っていることはできない」と金田一の前に姿を現し、

「あなただったのですか!」

それは松子の師匠・宮川香琴ではないか。

という原作の場面、けっこう好きだったので。これで物語に一枚厚みが加わるんですよね。

※伏せ字箇所、ネタバレOKの場合はマウスでドラッグしてください。

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コメント

嫁さんに聞いたんですけど、湖ん中で両足が出てるやつ、現地のオジサンらしいっすよ。
しかも、リメイクされた時も同じオッサンがやったらしいです。
このオジサン、末代まで自慢できますよねー(笑)

投稿: オルソン | 2009年1月 7日 (水) 22時21分

こんにちは~。
松嶋奈々子さんはなかなか良かったですね~。
昔の映画の、島田さんも良かったですが~。

投稿: モギ | 2009年1月 8日 (木) 19時25分

> オルソンさん
あれってイミテーションじゃないの!? あの体勢で静止しているのって無茶苦茶シンドいと思うけど。その意味で自慢できますな。菊人形の首のほうは、さすがに現地のおっさんじゃないよね。

> モギさん
コメント、ありがとうございます。
「犬神家…」の映像化にあたって数多くの女優さんが野々宮珠世を演じていますが、島田陽子さん・松嶋奈々子さんがやはり双璧ですかねぇ~。

投稿: (GEN)2 | 2009年1月 9日 (金) 23時31分

大変な時間差での書き込みですが・・・

湖ん中で両足が出てるやつ、ありゃ当然人形です。

投稿: kizaki | 2011年2月14日 (月) 00時35分

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